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手水舎って何?〜名前の由来と起源
 手水舎は、鳥居をくぐってすぐのところにある拝礼の前に手を洗い口をすすいで身を清める場所のことで、手を洗うことから、「てみずや」または「ちょうずや」と呼ばれています。
 古来、神社に参拝する折、近くを流れる川の水や湧き水で手を清めていました。伊勢神宮を参拝する人々が五十鈴川の御手洗場(みたらし)で身を清めるのはこの名残です。しかし、時代とともに川の水が汚染され、清流や湧き水が確保できなくなったことから、それに代わる施設として境内に御手洗場を設けるようになったのが起こりといわれています。

手水舎での作法〜手と口の清め方

 1.左手を洗う

 

 2.右手を洗う

 

 3.口をすすぐ

 

 4.柄杓を清める

手拭きを用意してから、右手で柄杓を持って水を汲み、左手に水をそそぎ清めます。   左手に柄杓を持ち替え、左手の時と同様に水を汲み、右手に水を注いで清めます。   右手で柄杓を持って水を汲み、左手のひらに水を受け、その水を口に含んで口をすすぎます。   もう一度左手を清め、柄杓を立てて残った水を柄に流して清めた後、元の位置に戻します。

ユニークな意匠の手水舎
 手水舎は木造切妻屋根のものを多く見かけますが、なかにはユニークなものも…。
 

息神社(静岡県)

 

車折神社(京都府)

 

日吉大社(滋賀県)

近未来的なデザイン

 

方形の屋根の上に六角形の上屋が

   すべて石で造られています

水口の形のいろいろ
  水が流れ出てくるところを水口といいます。水口で最もシンプルなものは”水道の蛇口”ですが、他にもさまざまな趣向が凝らされているものがあります。
 最もポピュラーなのは「龍」ですが、他にも「カエル」や「カメ」などがあしらわれていることも…。奈良県の大神神社は酒の神様ということもあってか、「酒樽」と「ヘビ」がモチーフになっています。
 また、同じ龍でも、形や表情が違っていたり、素材に竹が使われているなど、神社ごとに工夫が凝らされていて興味深いです。
 

(京都・恵比寿神社)

 
カエル(奈良・惣社水分神社)
 
カメ (愛知・御器所八幡宮)

龍とカエル (愛知・足助八幡宮)
 
樽とヘビ (奈良・大神神社)
 

竹で作った龍 (勝手神社)

これは必見!趣のある水盤
足つきの樽 (松平東照宮)
 
瓢箪 (岐阜・手力雄神社)
 
自然石 (愛知・六所神社)

 この樽の足部分にご注目 ↓

       
   水盤といえば、石製の水を溜める部分がくりぬかれ、「浄心」と彫られた四角いものや、石組みのものを多く見かけますが、ユニークな水盤に出会うことも。
 左上のものは、愛知県・松平東照宮にある石製の樽型をした水盤です。その足元を見てみると、考え込んでる人たちが支えていました。
 中央の写真は、瓢箪型にくりぬかれている水盤。
 左上の写真のように、1枚岩をくりぬいたものも…。

 参考文献:岡田米夫「日本史小百科1 神社」近藤出版社
        外山晴彦・『サライ』編集部編「神社の見方」小学館
        「神社参拝ハンドブック」学研
        深見東州「全国の開運神社案内」たちばな出版