恋の水神社

  Koinomizu-Jinja

●どんな神社なの?
 【御祭神】 美都波能女命(みとはのめのみこと)

 恋の水神社の社名の由来は、万病に効く、延命の神水が湧く「恋の水」という泉があったことからその名がついたといわれています。
 この泉が信仰を集めるようになったのは、次のような経緯があってのことでした。

 昔、允恭天皇が大和国三輪山の大神のお告げによって、東の方に延命の神水があることを知り、ぜひ手に入れたいと考えた允恭天皇は、藤原仲興を熱田神宮にさしむけました。
 ところが、熱田神宮の宮司もその神水について知らなかったため、熱田神宮の神に祈ったところ、「ここより南に10里(約40キロ)のところにある」というお告げを受けました。
 そのお告げに従い、やっとのことで神の水を発見した藤原仲興が村人に土地の名前をきいたところ、誰もが口をそろえて「知らない」と答えたため、藤原仲興は、その土地を「知らぬ沢」と名付け、次のような歌を詠んだそうです。

   尾張なる野間の知らぬ沢踏みわけて君が恋しき水を汲むかな

 以後、この泉は「恋の水」と呼ばれるようになり、病に苦しむ人々が水を汲みに訪れるようになったのだそうです。

 天平3年(732年)の9月には、聖武天皇の皇后さまの病を治すために、玄坊僧正を使者としてこの水を持ち帰らせたところ、皇后さまの病気が快癒されたという言い伝えもあるようです。
 
●”縁結び”の御神徳があるのは?
  もともと、万病に御利益があることから人々の信仰を集めていた「恋の水」でしたが、のちになって「恋の病」に効果テキメンであるといわれるようになったのだとか…。
 これには、桜姫の悲恋物語が由来しています。

 その昔、大納言桜町成範の娘・桜姫は、家臣である青町と恋に落ちました。二人は人目を忍んで愛し合っていたものの、父・成範の知るところとなり、家を追い出されてしまいました。
 二人はひっそりと仲良く暮らしていましたが、やがて青町が病に倒れ、必死の看病にもかかわらず、病状が回復しませんでした。
 神に祈ったところ、知多の方に万病に効く「恋の水」があることを告げられたので、桜姫は青町の反対を押し切って、「恋の水」を汲みに知多に赴くことにしました。
 やっとのことで「恋の水」近くまでやってきたとき、村人たちに恋の水のありかを尋ねたところ、「まだ、あと140キロほど先だ」と言われ、力が抜けてしまった桜姫は、その場に倒れ、そのまま息絶えてしまったといいます。
 
●ここをチェックしてね!
正しい参拝方法は次のとおり。


参拝用の紙コップ

1. 社務所で参拝用の紙コップを購入し(200円)、そのコップに願い事を書き入れます。  
2. 拝殿前の「恋の水」をひしゃくですくい、コップの半分までそそぎ入れます。  
3. 神棚にコップをお供えしてから、鈴を鳴らし、賽銭を奉納して、二礼二拍手一礼の要領でお参りをします。  
参拝して、徒然なるまま一筆啓上  
 何もない田園風景の中にポツンと鳥居があるだけなので、うっかりすると見逃してしまいそうな神社です。
 「恋の水が湧く泉」と拝殿は、鳥居の向こうに続く坂道を30メートルくらい下ったところにあるので、鳥居を見逃すと目印になるようなものがなにもありません。
 それなのに、参拝する人が結構いるのにはビックリ!? しかも若いカップル ばかり!そのせいでしょうか、若い人が好むようなデザインの御守など、グッズの種類が豊富に取り揃えてありました。
 ただお参りするだけではなく、霊験あらたかな「恋の水」で心願成就できる…というところが 、この神社の人気のヒミツかもしれません!?
 
●データ  
  所在地 愛知県知多郡美浜町大字奥田字白沢
92-91

  問合せ 0569-87-2441
  参拝時間 10:00〜16:00
  駐車場 6台くらい(無料)
 
 

鳥居


拝殿に向かう途中の鳥居


「恋の水」の泉


拝殿


拝殿の隣にある祠


桜姫の塚!?


絵馬 500円

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